中央アルプス縦走 2003年10月6日〜12日 |
第1日目 家→木曽駒高原新和スキー場 第2日目 木曽駒ヶ岳 木曽駒高原新和スキー場5:40→幸ノ川徒渉点6:30→七合目避難小屋9:05〜9:50→山姥→八合目10:40→九合目玉ノ窪山荘→木曽駒ヶ岳12:30〜13:00→中岳キャンプ場13:20 |
卒業してから、何十年ぶりにテントを担いでの本格的な縦走を試みた。その上、中央アルプスは、はじめての
山々で、岩場もあり、期待半分、不安半分の出発でした。
木曽駒高原新和スキー場から正面の谷を登っていく。
谷の奥に一番高く見えているのが麦草岳で、この左を
巻くようにルートは付いている。
ここから丸木橋を渡り、左の斜面に取り付いていく。
七合目の駒ノ湯からのルートとの合流点。まっすぐに登
れば草麦岳に行き、木曽駒ヶ岳へは左の道を行く。
同所に建っているこぢんまりとした避難小屋。案内書
には焼失とあったが、新しく立て替えられたのであろ
う。
昔、高山病で頭の痛かったことを思い出し、何かの本
に、高山病を予防するために2000mくらいの地点で
体を慣らすとよいと書いてあったので、小屋の中で大
休止する。
大きな石がゴロゴロ重なっている山姥。木曽駒ヶ岳の
テント場には水がないので、ここで汲んでいく。
木曽駒ヶ岳が見えてきた。
尾根筋にある玉ノ窪小屋に、やっと着いた。休憩しな
がら木曽駒ヶ岳を見上げる。
水を満タンにしたのと、標高が高くなったためか、ここ
からの登りがきつかった。
木曽駒ヶ岳山頂。今までは一人の登山者しか出会
わなかったが、頂上には、ロープウエイからの登山
者が多数登ってきていた。
頂上から宿泊地の中岳キャンプ場(青い屋根のとこ
ろ)を見下ろす。
遠くに見えているのが、空木岳(左)と南駒ヶ岳(右)
であろう。
この後、テントを張ってから、翌朝に雪が積もったと
きのことを考え、宝剣岳(左の尖っている山)の岩場
の状況を偵察に行く。
第3日目 空木岳 中岳キャンプ場5:32→宝剣岳→島田娘7:00→檜尾岳9:25→熊沢岳10:52→木曽殿山荘12:39 →空木岳14:00〜14:30→空木岳避難小屋15:20 |
第4日目 空木岳避難小屋5:24→空木岳6:25→南駒ヶ岳8:18→仙涯嶺9:40→越百山10:40〜11:00 →越百山避難小屋12:05→福栃橋登山口14:10→伊奈川ダム15:20→須原駅近くの河原17:10 第5日目 須原駅から電車→木曽福島駅からバス→木曽駒高原新和スキー場→帰宅 |
宝剣岳は、前日偵察しておいたし、雪も降らなかった
ので、難なく登れた。
頂上から木曽駒ヶ岳を振り返る。
同じく頂上から、歩いていく方向を眺める。なだらかな
尾根の向こうに空木岳(左)と南駒ヶ岳(右)が見える。
右から熊沢岳、南駒ヶ岳、空木岳がだんだんと近づい
てきた。
檜尾岳から熊沢岳を眺める。
木曽殿越まで下り、そこから登り返えす。ちょっとし
た岩場を登って、花崗岩の明るい空木岳山頂にやっ
と着いた。
明日登る予定の南駒ヶ岳を眺める。この先にある摺
鉢窪避難小屋まで調子がよければ行く予定だった
が、疲れてしまい、空木岳避難小屋付近でテントを
張ることにした。
途中で、大きなリックを背負った女性の単独行者か
らテントは張れないことを教えられ、塗料の匂いも抜
けきらないような真新しい小屋で泊まった。
薄明かりの中、氷の張った空木岳への道を上り返す。
朝日のあたり始めた八ヶ岳が美しい。
空木岳山頂から、歩いてきた木曽駒ヶ岳を振り返る。
南駒ヶ岳への登り。陽が差してきて少し暖かくなっ
てきたが、早朝は寒かった。
南駒ヶ岳から空木岳を振り返る。遠くに木曽駒ヶ岳も
見えている。
南駒ヶ岳から、これから辿っていく仙
涯嶺(左)と越百山(仙涯嶺からつづく
尾根の一番右のピーク)を眺める。
中央アルプス縦走の最終ピークである越百山(こ
すも山)に辿り着く。
少し大げさかもしれないが、岩場のヤバイ所では、
「落ちたら死ぬな。」と思い、死もすぐ身近に感じたが、
秋晴れの元、快適な尾根を誰とも出会わずに一人
で歩いていると、キラキラと輝いているような、今生
きている喜びを肌身で感じることができた。
左の鞍部の赤い小さな点が越百小屋である。小屋
を通り、尾根を下ってから、長い車道を歩いて、須崎
駅近くの河原でテントを張る。
翌朝、電車とバスを乗り継いで、木曽駒高原スキー
場まで戻り、久しぶりの縦走を無事終えることがで
きた。
南アルプスが新雪で白く輝いていた。
行 程 | 日本百名山 | |
第1日目 | 家 → 木曽駒高原新和スキー場 | |
第2日目 | 木曽駒高原新和スキー場 → 木曽駒ヶ岳 → 中岳キャンプ場 | 木曽駒ヶ岳 |
第3日目 | 中岳キャンプ場 → 空木岳 → 空木岳避難小屋 | 空木岳 |
第4日目 | 空木岳避難小屋 → 越百山 → 須原駅近くの河原 | |
第5日目 | 須原駅近くの河原 → 木曽駒高原新和スキー場 → 家 |
「この地図の作成に当たっては、
国土地理院長の承認を得て、同
院発行の数値地図50000(地形
画像)及び数値地図50mメッシュ
(標高)を使用したものである。
(承認番号 平19総使、第371号)」
「この地図の作成に当た
っては、国土地理院長の
承認を得て、同院発行の
数値地図50000(地形画
像)及び数値地図50m
メッシュ(標高)を使用した
ものである。
(承認番号 平19総使、
第371号)」
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の
承認を得て、同院発行の数値地図50000(地形画
像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したも
のである。
(承認番号 平19総使、第371号)」
「この地図の作成に当たっては、国土地理
院長の承認を得て、同院発行の数値地
図50000(地形画像)及び数値地図50mメッ
シュ(標高)を使用したものである。
(承認番号 平19総使、第371号)」
登山ルートは、赤線で表す。