羅臼岳 1660m
 2018年7月30日

岩尾別温泉登山口4:30 → 羅臼岳9:50〜10:27 → 岩尾別温泉登山口15:21

日本百名山一覧表

前日、岩尾別温泉に向かう途中から羅臼岳(右)を見る。

熊の生息地、羅臼岳。
今朝も落ち合わせる約束をした I さんは、岩尾別温泉登山口に来るまでに熊の親子を見たと言う。
鈴や笛に、私は熊撃退スプレーまで腰に装着して出発するが、スプレーまで持っている人は、あまり見掛けなかった。
弥三吉水や銀冷水の冷たい水もあったが、エキノコックスがいるので飲まず。
それらを過ぎ、最後の急登大沢を見上げる。
雪渓は3箇所残っていたが、それぞれローフが着いていたり、脇道が付いていたりで、アイゼンはいらなかった。

大沢を登り切ると、広い鞍部の羅臼平に出る。
そこには、青空のもと、端正な羅臼岳が聳えていた。

山頂。

硫黄岳とその先は知床半島先端方向。

反対方向を向けば、羅臼湖や知床横断道路が見える。
遠方の山は、昨日登った斜里岳だろう。

東には、歯舞島が間近に見え、あの山が(忘れたが)何何山で、雲の向こうが色丹島と、地元の人は言う。
海岸線と山々、入り江には人の暮らしらしいものも見える。
ふだん国境というものをあまり見たことがないので、こんなに近くても行けないことに、奇妙な感じがし、長い間、空想をたくましくして眺めていた。

再び、大沢を下っていく。
I さんとは、熊がいるので、幌尻岳の帰りを含めれば、トムラウシ山、斜里岳、それに今日の羅臼岳と4山、ご一緒させていだき、ありがとうございました。
今日、羅臼岳を登ったことで、お互いに百名山98山目とか。残り2山もいい山旅であることを願って、登山口で握手して別れた。


この後、北海道のオホーツク海沿いに走り、利尻島を目指す。

日本百名山北海道編の第7山目、羅臼岳。