武 尊 山 (ほたかやま・2158m)
     2013年5月23日

川場谷駐車場5:58 → 天狗尾根6:55 → 武尊スキー場の合流点7:18 → 前武尊山7:57
→ 家の串8:55 → 武尊山9:55〜10:25 → 前武尊山12:06 →川場谷駐車場13:52

「この地形図の作
成に当たっては、
国土地理院長の
承認を得て、同院
発行の数値地図
50000(地図画像
)及び数値地図
50mメッシュ(標
高)を使用した。
(承認番号 平
24情使、第346
号)」

早朝、登山口になっている川場谷駐車場に着く。
登山者の車はなく、シーズン始めということもあるのだろう、管理棟の屋根はめくれ上がり、登山届の管理もあまりされていない。

谷筋を少し登ると不動岳コ
ースとの分岐点に着く。
先のことを考え、右の一般
コースを選ぶ。
ここから急な道を40分ほど
登ると天狗尾根に着く。

天狗尾根をしばらく登ると、
武尊スキー場からの合流点
に着く。

前武尊山が見えてきた。
中央の木の生えていない所が武尊スキー場の最上部。

前武尊山。
その名のとおり、日本武尊(ヤマトタケル)の大きな像が立てられていた。
前武尊山から前方を見ると、
中央奥にある武尊山は、
まだ遠い。
風はきついし、前方の川場
剣ヶ峰は右を巻くにしても
残雪面が急そうである。
不安に駆られるが、とにか
く行けるところまで行くこと
にする。

剣ヶ峰を過ぎ、手前から家ノ串山、中ノ岳、武尊山を望む。
雪面は緩んでいるので、軽アイゼンは履かずに、蹴り込んでステップを作り、バランスを崩さないように一歩一歩登っていく。
いったん滑落すると止まりそうにない。
ツエルト、サバイバルシート、防寒着、捻挫用テープ等は持ってきているが、それでも厳しい状況に置かれることだろう。

残雪上の足跡は溶けるので分かりにくいが、前方の道らしきものを目指して軌道修正し、武尊山山頂に辿り着く。
風もやんで5月の陽射しを浴びた誰もいない山頂でしばし寛ぐ。
残雪季の山は、何度も登った人は別にして、ガスればルートハンティングが難しいので、晴れの日を選んで登ることのできる、身軽な単独行者の特権でしょうか。

北や日本海側の山々は、まだ雪を被っている。
中央の三角の山は、まだ登ったことのない燧が岳であろうか。
この後、何度も振り返りながら、下山。
途中ではじめて人に出会い、心が和む。もう一人の人は引き返そうとしていたので、大丈夫だからと登ることを勧めた。
静かないい山でした。

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