鳥海山 2236m
2007年8月2〜3日
第1日目(8月2日)
鉾立ビジターセンター11:56 → 賽の河原13:20 → 御浜小屋14:11〜14:45 →
笙ヶ岳15:35 → 御浜小屋16:42
今朝、Sさんと月山から下りてきて、鳥海温泉
(遊佐町)で汗を流してから、鳥海山までやっ
てきた。
私達の家のある兵庫県には、台風が接近中
との連絡があり、心配していたが、よく晴れ陽
射しが暑い。
鉾立ビジターセンターの少し登ったところにあ
る展望台から鳥海山を見上げる。
尖っているのが最高峰の新山(2236m)で、
左が外輪山の七高山(2229m)らしい。
登山道は、右の平たい部分を通って、頂上に
向かって一直線に付いている。
木陰の少ない平坦な道を汗
を拭きながら登る。途中の賽
の河原で一休みし、予定通り
2時間強で、今夜の宿泊地、
御浜小屋に着いた。
正式には、大物忌神社御浜詰
所(おおものいみじんじゃ)と言
い、小屋の仕切りを隔てた所
が社務所であった。
時間があるので、高山植物の
きれいな笙ヶ岳に行くことにし
た。
その途中から、鳥ノ海と鳥海山
を眺める。
笙ヶ岳山頂のお花畑の向こうに鳥海山が見え
る。
登山コースから外れているのだろう、静かな尾
根筋に、今を盛りにチョウカイアザミやニッコウ
キスゲなど、さまざまな花が咲いていた。
2時間ほど高原の花園を楽しんで小屋に戻った。
第2日目(8月3日)
御浜小屋5:26 → 七五三掛6:08 → 大物忌神社7:50 → 新山8:15〜8:54 → 行者岳9:10
→ 伏拝岳9:32 → 御浜小屋11:57 → 賽の河原12:24 → 鉾立ビジターセンター13:35
翌朝、宿泊者全員で輪になってあれこれおしゃ
べりしながら朝食を食べ、5時半に出発する。
七五三掛(しめかけ)から少し上がった所で、道
は二手に分かれ、これから辿っていく千蛇谷(せ
んじゃだに)雪渓を見る。
この谷を上り詰めたところに大物忌神社があり、
そこから一番左に尖っている新山に登っていく。
昨日は暑かったが、今朝は雪渓の天然クーラー
が効いて、半袖では肌寒い。
大物忌神社で登山の安全と家族の健康
を祈願し、神社の横から、ゴロゴロと石
の積み重なった斜面をよじ登り、最高峰
の新山山頂に着いた。
頂上からは、昨日下ってきた月山が見
える。
眼下には日本海の海岸線が彼方まで
続いている。
その先に霞んでいるのが、島なのか半島
なのか、みんなであれlこれと言い合った
が、結局、男鹿半島だろうということになっ
た。
新山から外輪山へ下る途中から山頂を振り返る。
赤い屋根が大物忌神社兼御室小屋である。
この後、昼になったので、炎天下のもと、ガスバー
ナーで湧かした熱いインスタントみそ汁を飲みなが
ら弁当を食べ、それから鉾立まで下った。
途中泊した海温温泉では、海水浴帰りのように、
体が日焼けで火照り寝苦しかったが、天候にも恵
まれ、Sさんとの楽しい東北の山旅となった。
「この地図の作成に当たっては、
国土地理院長の承認を得て、
同院発行の数値地図50000(
地形画像)及び数値地図50m
メッシュ(標高)を使用したもので
ある。(承認番号 平19総使、
第371号)」