雨飾山 1963m 2007年5月23日 |
1 行程 雨飾温泉4:40 → 難所のぞき → 平坦な尾根5:25 → 中の池の上(引き返す) →雨飾温泉9:06 |
2 記録
山の中の一軒家、雨飾温泉に着く。三角屋根が温泉で
、赤く見える鋼鉄製の太い柱にビックリした。雪が多い
のだろう。
簡易舗装の山道を車で登っていくと、雨飾山(残雪の
ある右側の高い方の山と思う。)が見えてきた。
翌朝、順調に急な尾根道を登っていく。難所ノゾキを
過ぎて、なだらかな尾根に出たところで一服する。雨
飾山が近づいてきた。
〔結局は、真ん中の白く見える雪面の半分くらい上が
ったところで、引き返すことになるのだが。〕
しばらく登っていくと残雪が道に残っているようになっ
た。踏み跡も少しあったし、道伝いだったので、迷わ
なかったが、中ノ池の近くまで登ると、雪が尾根全体
を覆い、踏み跡も分からず、ルートを探してみても分
からないので、休憩して対策を考えることにした。
地図を調べてみると、ここから左に山腹をトラバースし
ていくらしい。軽アイゼンとスパッツを付け、だいたい
の見当を付けて、右横に斜面を巻いていく。ルートを
示す印もなく、足跡も分からないが、多分あの辺りか
ら谷を直登するらしいので、手前の尾根を、ステップを
付けつつ登っていく。蹴り込んで一歩ずつ登るのだが
、なかなか疲れる。高度が高まり、滑落した場合にヤ
バくなってきたので、残雪と笹地の境目を、笹とか灌
木の枝に掴まりながら登っていく。
もうすぐ半分という左の写真あたりまで登ってきた。
上を見るとまだ急傾斜面が続き、残雪と笹や樹木が
生えている所が連続しておらず、その箇所は何も掴
まらずに登らなければならない。下るときはさらに危
険性が増し、落ちればタダでは済まされないような状
況になってきた。
これ以上無理をして、滑落なんかすると、迷惑をかけ
るので、ここから引き返すことにした。
下山途中に、赤いツツジと白いコブシ(と思う。)が、
咲いていた。
今度、この時期に来るときは、しっかりとしたアイゼンと
ピッケルを持ってこようと思った。
登山ルートは、赤線で表す。
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地形画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平19総使、第371号)」